自宅で快適に過ごせるようにするには、冬は暖かく・夏は涼しくするのがおすすめです。
そんな自宅環境をつくるために、断熱リノベーションを検討する方も多いでしょう。
今回は、断熱リノベーションとは何か、魅力や費用とあわせて使える補助金についても解説します。
断熱リノベーションとはどのようなものか
断熱リノベーションとは、住宅の断熱性能を上げるためのリノベーション工事のことです。
基本的には住宅の内側の工事となり、新たな断熱材を加えたり劣化した断熱材を交換したりすることで性能をアップさせます。
これらの工事をおこなうことによって、冬は暖かく・夏は涼しい環境が整うだけでなく、カビの発生を抑制することも可能です。
とくに寒い時期は窓や壁に結露が発生しやすいため、そのまま放置しておくとカビや部材腐食の原因となります。
建物全体の断熱性能を上げれば、窓や壁が冷えにくいので結露が発生しにくくなるでしょう。
また、断熱リノベーションは光熱費の節約にもメリットがあります。
外気が室内に入りにくくなるため、冷暖房効率も上がり、結果的に電気代を安く済ませられるでしょう。
断熱リノベーションでかかる費用
一戸建ての場合は、天井や壁・窓などあらゆる箇所で工事が可能です。
規模や内容によって費用は異なるため一概にはいえませんが、建物全体で工事をおこなった場合は350万円~600万円ほどかかります。
内装材や外壁材の解体を伴う工事の場合は、追加費用が発生するため資金は余裕を持って準備しておきましょう。
マンションは構造材や窓が共用部に該当するため、勝手に工事を進めることはできません。
工事可能な箇所は、床断熱や室内壁の断熱・内窓の取り付けなどです。
それらすべての工事をおこなった場合の費用相場は、120万円~500万円ほどとなっています。
断熱リノベーションで使える補助金
断熱リノベーションで利用できる補助金にはさまざまなものがありますが、代表的なものは「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」です。
15%以上の省エネ効果が見込まれる高性能建材を使用した、既存住宅のトータルリフォームが補助の対象となっています。
補助額の上限は一戸建ての場合で120万円、マンションの場合で15万円です。
申請条件もそれぞれケースで決められているため、気になった方は各自治体のホームページなどで確認してみると良いでしょう。
まとめ
住宅の断熱性能を上げることで、カビの抑制や光熱費の節約につながります。
工事費用は規模によって大きく差が生じるため、予算と照らし合わせながら検討してみましょう。
補助金を上手に活用できれば、低コストでより快適な住まいづくりができるはずです。
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