地方にある実家を相続したものの、使い道がなく空き家のまま放置している方もいるのではないでしょうか。
しかし管理の行き届いていない空き家は犯罪の温床になりやすく、火災や倒壊などによって近隣の方に迷惑をかけてしまうリスクがあるため注意が必要です。
今回は、相続した空き家の管理方法や放置するデメリット、リスクを事前に回避するための解決策について解説します。
相続で取得した空き家を適切に管理する方法とは?
誰も住んでいない家にはどうしても湿気がこもりがちです。
湿気によって室内の建具や建物本体が腐食してしまう可能性があるため、定期的に換気をおこなって湿気を排出しましょう。
窓を開けるだけではなく、押し入れやクローゼット、玄関の靴箱などの扉もすべて開けることがポイントです。
また、水道管のさびや悪臭の発生を防ぐために、少なくとも月に一度は家中の水道の通水をおこないましょう。
さらに、空き家のまま放置し続けると庭の草木が生い茂り、害虫が大量に発生してしまう恐れがあります。
家の周囲に新聞紙や雑誌などの燃えやすいものが置かれたままだと火災の原因にもなりかねないので、室内や庭の掃除も欠かさずにおこないましょう。
相続で取得した空き家を放置するとどのようなデメリットがある?
誰も住まなくなった空き家は老朽化していく一方であり、場合によっては倒壊したり、放火されたりといったリスクがあります。
もし空き家が原因で発生した事故によって近隣の住民に被害を与えてしまった場合は所有者責任が問われ、賠償責任をとらなければならない可能性がある点には注意が必要です。
また、適切な管理がおこなわれていない空き家は行政から特定空き家に指定されることがあり、固定資産税が最大で6倍も高くなってしまうデメリットもあります。
相続で取得した不動産を空き家にしないための解決策とは?
空き家問題の解決策のひとつとして挙げられるのが家の解体です。
解体工事費はかかりますが、更地にすることで空き家が抱えるリスクを負わずに済みます。
また、家の解体が難しいのであれば、空き家の譲渡も有効な解決策です。
自治体によっては寄附を受け付けているところもあるため、選択肢のひとつとして押さえておきましょう。
一方、空き家の状態や立地によっては高値で売却できることもあります。
まとめ
相続した実家を適切な管理をせずに空き家のまま放置し続けると、倒壊や放火などが発生するリスクもあり、それらによって周囲に損害を与えた際には所有者責任を問われて損害賠償請求される恐れがあります。
管理が難しい場合は、リスクを回避するためにも空き家を解体したり、売却したりといった対策をとることをおすすめします。
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